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局でひとり筆をとりて

普段は灰も被れないオタクよりの高校生が、硝子の靴ではなくキーボードと美しい文化を以て時には古典の世界を賞賛し、時には世間をぶった斬ります

清らかに徒然に ~音楽の父~

 

 

えーと、私はこれでも一応バイオリンを趣味として名乗ってる身なので、偶には音楽史からも話をもってこようと思います。

皆さんは、バッハに対してどの様なイメージをお持ちでしょうか?

小学校にはいくつも並んでいる肖像画の一番端っこにいらっしゃいますよね、次にハイドンヘンデルか・・・といったところでしょうか。

白い鬘にキリッとした顔。どこか厳格な印象を与えるバッハですが、今回はこの方について語りたいと思います。

 

皆さんがご存知の肖像画は、音楽に長けたバッハ家の中でも大バッハと呼ばれているヨハン・セバスチャン・バッハといいます。次に有名なのは、彼の末っ子であるヨハン・クリスティアン(ロンドンのバッハと呼ばれ、モーツァルトが影響を受けた人物です)でしょうか。個人的には長男フリーデマンが好きなのですが・・・彼には触れないでおきます(なんでやねん)。

 

セバスチャンは幼少期に両親を亡くし、年の離れた長兄の下で養ってもらっていました。学校では二歳も年上のクラスメート達と勉強してクラスで四位を保つような優等生だったそうです。

兄上は教会でオルガニストとして働いていて、セバスチャンは彼から鍵盤楽器の手ほどきを受けていきました。

しかし、兄上は秘蔵のパッヘルベル曲集をセバスチャンには「まだ早い」と言ってなかなか見せなかったそうです。セバスチャンはいつもその楽譜を見たいと思っていました。

そしてついに・・・セバスチャンはこっそり楽譜の写譜を始めます。夜の月明かりで手元を照らして。(当然ながら、あの時代にはコピー機なんてありませんから手書きです)

六ヶ月かけて写した楽譜は兄上に取り上げられてしまいましたが、楽譜を写しながら研究をしていたセバスチャンは、何も見なくても完璧にパッヘルベルの難曲を弾きこなしてしまったそうです。

 

年月が過ぎセバスチャン十六歳、この頃には兄上と同等の実力を持った音楽家になっていたそうです。十六歳は彼にとって転機が訪れた時期にあたります。

兄上にももう三人の子供が産まれ、生活が苦しくなっていました。

セバスチャンはそこで、兄上に教会の聖歌隊試験を受けるように勧められました。

その聖歌隊はお給料が貰える他、教会の附属学校で音楽の勉強もできるというまさにいいことずくめ。

入試に見事合格したセバスチャンは、二年後には教養溢れる立派な青年に成長していました。

 

更に年月過ぎ十八歳、セバスチャンは附属学校の課程終了後、楽団のヴァイオリニストとして働いていましたが、本人は兄上の様にオルガンを弾く仕事をしたいと思っていました。

すると、彼に仕事が舞い込んできました。ある教会に新しいオルガンがきたので、試演をして欲しいと依頼がきたのです。

セバスチャンはそこで見事な演奏を披露し、その教会からオルガニストとしてスカウトされます。こうして、セバスチャンは立派なオルガンを常に弾いていられるという最高のポジションを手に入れたと思われたのですが・・・実は、一つ問題がありました・・・。

 

取り敢えず今回はここまで!大バッハを語りだすと結構長くなるので、全体を三つか四つに分けてお送りしたいと思います。

途中で飽きて、何か別の記事を挟むかもしれませんが見逃してねっ←(殴蹴罵)