局でひとり筆をとりて

普段は灰も被れないオタクよりの高校生が、硝子の靴ではなくキーボードと美しい文化を以て時には古典の世界を賞賛し、時には世間をぶった斬ります

清らかに徒然に ~物忌中の私の娯楽~

 

私には弟がいます。でも血縁関係はなく家族でもありません。

ただお互いに物書きで、兄弟が欲しいから「姉弟」と名乗っているだけです。何回かお会いしたお母様には良くして頂いていますし、秋にお父様にもご挨拶させて頂けたので公認の契約姉弟です(契約結婚みたいな言い方してるけど全然違います、うん)

 

「何書いてるんすか姉貴⁉」て言って私のアカウントを乗っ取ってこの記事を削除するくらいのこと造作もなさそうな子ですが、ちょっと彼について書きたいと思います。もし消されたら幻の記事ということで(ねえよ)。

 

人が嫌いなくせに馬鹿に真面目で凝り性で、気付けば他の人より功績をあげていて自然と自分の仕事が増えている様な社畜体質な子です(個人的には微妙にかする既視感が否めないんですけど・・・ねえねえ、 dk4130523 (id:cj3029412) はてなブログさん?妹だけでなく、弟に興味はございませんか?←巻き込むな)

 

彼とこの間、興味深い話をしました。

 

私達は形式的に愚姉愚弟を自称しているのに、必要以上に相手に干渉しています(特に私が)。

私は文芸部の面子に「絵面的にやばい」と言われるほど彼に(物理的に)干渉しています。具体的に言うとまじでこの記事が葬られそうなので言いませんが。

彼は「誰かと同じゲームをするのに憧れてた」と言って私と同じアプリゲームを幾つか始め(そして私を当然の様に追い越し)、私にアイテムの支援をしてくれます。お出かけ先の写真を送ってくれたり自分から近況を報告してくれることも多いです。

 

・・・上の文を振り返ってください。

どうして社会悲観者の彼が、私にこれだけしてくれるのでしょうか。お恥ずかしい話ですが、私は彼が愚姉をどう思っているのか、好きか嫌いかさえ知らなかったのです。

普通異性の他人にまとわりつかれたら困るはずです(自分で言うか)。ましてや人を嫌いだと公言する人間なら鬱陶しいと感じてもおかしくありません。

他人に嫌われることが苦手でそれなりの理性がある私には嫌と一言伝えれば済むのです。あの子が入学して早一年弱、私はずっと疑問だったのでした。

 

この間ふとLINEでそのことを聞いてみました。

彼は少し考えて、丁寧に言葉を選んで答えてくれました。

過去の話諸々は割愛しますが、「自分は文で世を嘆くけれど、自分自身の救済は求めていない」ということでした。

 

私はこう言われて、何かがストンと胸を降りていく様な心地がしました。

この子は「誰かに傍にいてほしいけど、自分の核心部分に踏み込まれたくはない」と言っているのだと思いました。

私は自分のことを「どうしようもないヤツ」と思う部分があるし、あの子はきっともっと自分に関して思うことは色々あるはずです。でも私達はそれを「どうともしようがない」ことをわかっています。愛してやれるところまではあの子は進めていませんが。

私は人を卑しい生き物だと思いますし、基本ネガティブ思考です。でもだからこそ物事を理性的、合理的に見据え、それそのものを享受し愛することができます。

 

「人の醜さに浸りきった彼を理解できるのは人の醜さを愛いものと感じる私くらいのものなんだ」とまで思ったほどです。これは流石に自意識過剰な気もするのだけれど。

 

同じ気質のくせに真反対の私達が隣に居座ることは必然的なことだったのかもしれません。

実兄弟より「似ていない」のにそれ以上に仲が良いと言われるのはそういうことなのだろうと結論付けた次第です。

 

 

 

こいつは人が嫌いなんじゃなくて寧ろ人間好きで理想が高いから、世間に裏切られたことでこうなってるんじゃね?と姉貴が内心思っていることは余談。何せ私も似た境遇なものですからね。